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一歩踏み出し、人生を豊かにする。映画『イーディ、83歳 はじめての山登り』

MOVIE | 2021.10

想いやストーリーを大切にするヘリカルコードが、コレクションのアイテムと共に、おすすめの映画作品を紹介します。第4回目は、人生を家族のために捧げてきた女性が、83歳にしてはじめての登山に挑むヒューマンドラマ『イーディ、83歳 はじめての山登り』です。

83歳にして新たな挑戦をする女性の物語と
変化の肯定を表すエモーショナルコード

一歩踏み出すことで人生は豊かになる

「志を立てるのに遅すぎることはない」とはイギリスの政治家で首相も務めたスタンリー・ボールドウィン(1867~1947)の名言ですが、“Never too late(いつだって手遅れなんてことはないよ)”というキャッチコピーが添えられた『イーディ、83歳 はじめての山登り』は、正に変化の肯定を感じさせてくれる一本です。

主人公は80になるまでの30年間、夫の介護と家の掃除に人生を捧げてきたイーディ。夫の亡き後、人生の大半をかけてきた苦労も娘からは理解されず、老人施設への入居を勧められ、人生の終わりを感じています。そんな時、行きつけのフィッシュ・アンド・チップス屋で「追加の注文をしても良い?」と聞いたイーディに、「いつだって手遅れなんてことはないよ」と答えた店員の言葉に彼女は閃き、かつての夢だったスイルベン山に登ることを決意。家の倉庫に眠っていた古いキャンプ道具をカバンに詰め込み、細い体で大きな荷物を引きずりながら、たった一人でロンドンから夜行列車に乗り、スイルベン山のあるスコットランドへ。そこで偶然出会った地元の登山用品店の青年ジョニーをトレーナーとして雇い、山頂へ登る訓練を始めます。

作中、イーディの偏屈な態度が災いし、初めはジョニーと喧嘩を繰り返しますが、偶然出会った二人が感情を互いにぶつけ合いながら、徐々に世代を超えた友情を築いていく様が感動的に描かれています。そして、長く自分の人生を生きてくることの出来なかったイーディが、「人生は一度きりだ」と、83歳にとっては過酷な、ともすれば命を落としかねない登山にたった一人で挑戦する姿(因みに、撮影時、主演のシーラ・ハンコックも83歳だった)に胸を打たれます。人との出会いを通じて、変化を肯定しながら、一歩踏み出すことで人生は豊かになる。そうした勇気を与えてくれる作品です。

イーディ、83歳 はじめての山登り

『イーディ、83歳 はじめての山登り』 DVD

4,180円(税込)

発売元:アット エンタテインメント

販売元:TCエンタテインメント

©2017 Cape Wrath Films Ltd.

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