MENU CLOSE

 デザイナーズ ストーリー

DESIGNER'S STORY

Designer's Story

ジュエリーとの出会い

私がジュエリーの仕事をはじめたきっかけは、今から約20年前までさかのぼる。
イギリス・ロンドンへ留学をしていた際、ふと立ち寄った「THE GREAT FROG」というジュエリーショップ。

エアロスミスやモーターヘッド、メタリカ、リンゴスターなど、世界的に有名な顧客を持つ歴史あるブランドだ。

ファッション関係の仕事をしたいと考えていた私は、偶然の縁にも恵まれ、このブランドで日本向けに販売を広げていくスタッフとして働き始めることになった。

仕事の中で職人が手掛ける様々なジュエリーに触れるうち、
自分でも一度ジュエリーを作ってみたくなり、

見様見真似でその当時流行っていたスカルの指輪を製作した。
初めての製作だったが、オーナーから「すごく上手にできてるね!」と褒めてもらい、純粋に「うれしい」と感じたのが、今の私の原点と言えるだろう。
それから少しずつアクセサリーを製作するようになり、友人にもプレゼントするようになった。

見つけた喜び

ロンドン時代に製作したアクセサリーの中で、特に記憶に残っているものが二つある。 一つは、現地で知り合った当時サッカー日本代表だった選手にプレゼントしたリングだ。

プレミアリーグでプレーし、日々過酷なレギュラー争いを繰り返していた彼に何かメッセージを伝えたいと考え、
指輪にUNDEFEATED(何事にも打ち勝つ)と彫り込みプレゼントしたところ、「有難う!本当に嬉しい!」と想像以上に喜んでもらうことが出来た。

もう一つは、一番仲が良かった友人女性にプレゼントしたブレスレットだ。
彼女は大喜びで、会う度に着用してくれていた。

今思えば、自作のジュエリーを通して不器用ながらも彼女の気を引きたかったのかもしれない。 その女性はのちに大切な妻となり、私を支えてくれる大きな存在になった。
これらの経験の中で、私は自分自身の頭の中にある想いをジュエリーとしてカタチにできる喜びと、自分の作品を気に入って着用してもらえる達成感、そして自分の存在価値を見つけることができた気がした。

忘れかけていた熱意

ジュエリー製作の魅力に取り憑かれた私は、帰国後本格的にジュエリー製作をスタートさせた。 しかし、いつの間にか「とにかく格好いい作品を作って売る」ということだけに夢中になっている自分がいた。
そんな時、あるミュージシャンの先輩の助言を受け、私は再び原点回帰することになる。

『お前はジュエリーをデザインする時、どこまで熱い想いや信念を持って作品に向き合っている? 俺たちは音楽をつくるとき、一曲一曲、こだわりと想いをこめて音楽をつくってる。
一つも妥協せず、この音楽を聴く人たちがどう感じるのか。喜んでくれるのか。

自分たちの想いを伝える事ができるか。…と考え尽くして、一つの曲を完成させている。
お前も同じ作り手なら“格好いい”とか“売れそう”ではなく、お前にしかできない作品を創り上げるべきじゃないのか?』
そう言われた瞬間、忘れかけていたロンドン時代の熱意や感情が蘇ってきた。
『そうだ。私のつくるジュエリーは、人への愛情や想いであふれていた。私が目指すのは、想いをこめたモノ作りで、人に喜びをもたらすこと。
これからは、人の心に触れ、絆を紡ぐことができるものをつくろう。』

新たな出発

…その時から早10年以上。
誠実にジュエリーと向き合い続け、多くの出会いと経験を重ねていく中で、決意はさらに深まり、 “私が大切にするジュエリーへの想いやコンセプトを、もっと多くの人に知ってもらいたい。” という気持ちも強くなっていった。今回「HELICAL CHORD」というブランドで新たにスタートを切った理由。

それは『より多くの人に“想いを形にしたジュエリー”の素晴らしさを伝えて行きたい。
そして、人々に深く愛され続けるジュエリーを届けて行きたい。』という純粋な願いからだ。
ジュエリーを通して、人を幸せにしたい。人生を豊かにしたい。
ジュエリーにはその力があると、私は信じている。